弁護士ってどうやって探すの?
どんなことを質問したらいいの?
費用はどれくらいかかるの?
不倫=慰謝料=弁護士
というのは、おそらく誰しもがイメージできると思います
しかし、いざ弁護士に相談しようと思うと色々な疑問が浮かび、なかなか動き出せないですよね?
ホッケも、人生において弁護士にお世話になることなんてなかったからそうだったよ…
この記事では、弁護士相談に不安を抱く人でも気軽に相談しに行けるようになる、弁護士相談に役立つキホン情報を書いています!
- 法律事務所・弁護士の探しかた
- 弁護士を選ぶのに見るべき4つのポイント
- ホッケが実際に”してよかった質問リスト”
- 弁護士の相談料について
- 裁判になった際の弁護士費用の内訳
これを読んだら、ぜひなるべく早く弁護士に相談をしに行ってみてください!
法律事務所・弁護士の探し方は主にこの3つ
法律事務所、弁護士の探し方は主にこの3つになります!
- 自宅・職場の近く、もしくは通勤路にある法律事務所をピックアップ
- 『弁護士ドットコム』や『離婚弁護士ナビ』などのポータルサイトで探す
- 知人からの紹介
それではひとつずつ解説していきます
自宅、職場の近くもしくは通勤路にある法律事務所を選ぶ
僕の場合は平日は仕事終わりにしか行けなかったため、仕事終わりに行きやすいところで探していました
『〜駅 法律事務所 不倫』というような感じでGoogleで検索すると出てきます
そして、あとはGoogleの口コミで、口コミ数と評価の高いところの法律事務所のホームページを見て
- 料金体系
- どのような案件を取り扱っているか
- スタッフ数、経験年数
- 法律事務所の規模
などを見て判断しました
時間や交通費など何回も相談することを考えると、通いやすいところがいちばん楽です
ホッケはこのやり方で見つけたよ〜!
ポータルサイトで検索する
次にオススメなのが、『弁護士ドットコム』や『離婚弁護士ナビ』というポータルサイトで検索する方法です
この方法で探すメリットは、このようになります
- 地域、駅、路線、相談内容などの条件で一気に検索できる
- 弁護士の顔写真や経歴、注力分野が一気に見られる
しかし、同時にこのようなデメリットもありました
- 口コミがほとんど見られない
- 弁護士によっては、あまり情報が載っていない
ただ、地域や駅、路線で一気に絞り込めるので正直かなり便利だよ!
また色々な弁護士の情報が一気に見られるので、いちいちたくさんの法律事務所のホームページを見なくて済むのが楽でした
自分が行きやすい地域の弁護士の情報を一気に見て、そこから絞り込みたい!
という人には、この方法を使って探すのがオススメです
知人からの紹介
個人的には、この【知人からの紹介】というのはあまり期待できない印象です
なぜ期待できないかというと
- 不倫や離婚で弁護士を利用していた知り合いが、そもそも周りにいる可能性が低い
- 仮にいたとしても周りに言っていないことが多く、それに気付けない
- 自分からも「不倫されて弁護士を探しているから紹介して」とは言いにくい
- 紹介されたとしても、法律事務所の場所などが条件に合わない可能性がある
このようなことがあるからです
もちろん自分が通いやすい場所にある法律事務所の、良い弁護士を紹介してくれる知り合いがいれば最高です
むしろ、それがいちばんの理想!!
いくら経験年数や経歴が凄くて仕事が出来そうな顔をしていても、結局は実際に直接会って話をしてみないと分からないです
なのでどんな感じの弁護士なのか、実際に会った人の声を聞けるのは相当なメリットです
もちろん知り合いには良い弁護士と感じられても、人によっては合う合わないの相性があるのでそこだけ注意が必要です
ホッケの場合
偶然、同じ時期に不倫問題で弁護士を探している友人がいて、僕が相談していたお気に入りの弁護士を紹介しました
友人は、なかなか気に入った弁護士に巡り会えていませんでしたが、最終的に僕が紹介した弁護士を気に入り委任契約をしていました
友人曰く「今まで会った弁護士で一番よかった」とのことで、その弁護士はこれから説明するポイントが当てはまっていました
弁護士を選ぶのに特に重要な4つのポイントとは?
まず最初に….
いい弁護士と巡り会うには、ある程度の運も必要となってきます
なにを言っているんだと思うかもしれないけど、これは紛れもない事実…
理由としては、このようなことがあるからです
- 人と人である以上、合う・合わないの相性はかならずある
- 2022年12/1時点で約44,000人の弁護士が存在しているため、当たり外れがある(ひとつの都道府県に930人ほどいる計算)
依頼する弁護士を決めるために何人もの弁護士と会っていた友人の話や、SNSを見ていたりしてもつくづくそう感じます
そのため次から紹介するのは、実際に素晴らしい弁護士に出会えた僕が思う、当たりの弁護士の可能性が高い、重要な4つのポイントを紹介させていただきます
- 話しやすい、話していて安心する
- しっかりと正直にデメリットも教えてくれる
- 不倫や離婚など男女トラブルに強い
- 相談したこと以外にも、過去の判例などをもとにアドバイスしてくれる
不倫問題で弁護士と関わることなんて、ほとんどの人が人生で初めての経験だと思います
精神的ショックも受けていて、右も左も分からないなかで頼れるのは弁護士だけという状況も珍しくありません
そういった時にとても大事になるのが、人間性やコミュニケーション能力よ!!
どの弁護士も法律のプロなので、知識は間違いなくあります
ただ、不倫されてメンタルがボロボロの人に必要なのは知識だけではありません!
なんとかなる!といった安心感も同時に与えてくれる弁護士に巡り会うこと
これがめちゃくちゃ大切って、自分が経験して実感したよ…
そのため、不倫問題に対しての法律的な解決策だけではなく、現在の不安感も少しでも取り除いてくれる弁護士を選んでみましょう!
ホッケの場合
僕が相談していた弁護士は、とても気さくで明るく、いい意味でラフに対応してくれました
なので、仲のいい会社の上司?に相談しているような感じ
おかげで何度も勇気づけられて、いつしかその弁護士に相談しに行くのがとても楽しみになっていたのを覚えています
もちろん、裁判になった際のデメリットや自分の経験をもとに今後どうしたらいいかなど、プロとしてもしっかりとアドバイスをしてくれたので、そういった面でもとても助けられました
それでは4つのポイントをひとつずつ解説していきます
ポイント①:話しやすいか、話していて安心する
離婚や慰謝料請求をする場合、示談や調停、裁判を問わずおそらく何回も弁護士と話す機会があります
また大前提として不倫されているので、傷付いていたり不安感を抱いている人がほとんどです
人によっては、不倫されたことを弁護士以外に話せないって人もいるからね…
そのため、弁護士の話しやすさや安心感というのは、今後色々と進めていく中でかなり重要な要素になります!
個人的には
- 実際の不倫問題
- 不安感や焦燥感などのメンタル面
この両方の問題を、相談していく中で取り除いてくれる弁護士が理想かなと思います!
そう考えるとコミュニケーション能力の低い弁護士は、正直あまりオススメできないというのが個人的な感想になります
そのため、このポイントは必ず押さえておきましょう!
ポイント②:しっかりと正直にデメリットも教えてくれる
相談だけならまだしも、依頼するとなると高額な弁護士費用がかかります
そうなると当たり前ですが、弁護士には報酬が入り儲かります
そのため、デメリットは教えずに裁判をするメリットだけを教えて、裁判をするように誘導してくる弁護士もいると聞いたことがあります…
なので、しっかりと
- それぞれのメリット・デメリット
- こちらにとって最善の方法
を教えてくれる弁護士を選びましょう!
なるべく手元に残るお金を優先したいので、示談で進めようと思っているんですけど、どうですかね…?
全然いいと思います!
結局裁判をして一番儲かるのは弁護士なんで、やらないに越したことはないですよ!(笑)
このことを弁護士に言われてから、弁護士への信頼度はMAXになりました(笑)
ポイント③:不倫や離婚など男女トラブルに強い
これに関しては、やはり今まで数々の男女トラブルを経験している弁護士に越したことはないと思います
経験値がある分、有利に進めるノウハウは間違いなくあります
ただ、こちらの問題がよほど拗れていたり、委任契約して裁判をするってわけじゃなかったら、あまり優先しなくてもいいかも!
なぜなら、不倫などの男女トラブルはとても多いので、弁護士はかなりの数を担当するそうです
そのため普通の不倫問題であれば、ある程度はどの弁護士でもこなせるかと思います!
むしろ実際に弁護士に依頼をした人たちの話を聞いていると、違うところが重要かなと思いました!
それは、報・連・相がしっかりしているかどうか
ただ相談の段階では、その弁護士が報連相をしっかりしているかどうかは分からないから注意が必要かな…
そのため委任契約する際は、より注意をして選ぶ必要があります!
このように、一般的な弁護士のほとんどはは不倫問題を多く扱ったことがあります
つまり、どちらかというとその弁護士の人間性を優先した方が満足度は高いと思います
ポイント④:相談したこと以外にも、過去の判例などをもとにアドバイスしてくれる
僕自身、何度も弁護士に相談しながらパートナーや不倫相手と交渉していく中で、とても感じていたことがあります
それは、予想外の言動が多すぎて、その都度どうしたらいいか分からなくなるということ💢
もちろん弁護士に相談しに行く前には
- その時に自分が困っていること
- 今後起き得ることを想定して
質問を考えていきました
しかし自分で交渉などをしていると、相手側のびっくりするくらいの予想外な言動によってどんどん分からないことが増えていきます
そうなると
相談→交渉→分からないことが増えて相談→交渉
これを何度も繰り返して、時間とお金がドンドン消費されていきます
もちろん、ストレスもどんどん溜まっていくよ💢
なのでこちらが相談した内容だけではなく
- 自分が今置かれている状況と似たような過去の話
- その弁護士が担当した、過去の不倫問題の案件
- 相手側の行動等をある程度、先読みしたアドバイス
このあたりも一緒に教えてくれる弁護士がいいかもしれません!
素人には今の自分の悩みを相談するので精一杯だもんね…
おまけ:ホッケの【弁護士探しから相談する弁護士が決まる】までの流れ
僕が実際にどういう流れで弁護士を決めたか、かんたんに紹介していきます!
ホッケの場合
- Googleで『勤務地名 法律事務所 不倫』と検索
- 規模が大きそうな法律事務所が、いくつかでてくる
- 口コミやホームページを見て、ある法律事務所に電話して予約
- 初回の相談は、特に弁護士の指名はなし
- 初回の弁護士は悪くなかったが、やや堅苦しく”The 弁護士”といった印象
- そのため同じ法律事務所での2回目の弁護士相談も、指名なしで予約
- すると初回とは違う弁護士が来る。その弁護士が今回紹介したポイントに当てはまる弁護士で、個人的にとても気に入る
- それ以降は、ずっと2回目に相談した弁護士を指名して相談
このように2人目に偶然出会った弁護士を気に入り、僕はずっと相談していました!
こう見ると、ホッケはとても運が良かったのかも…
実際にホッケが【弁護士にしてよかった質問】をリスト化!!
最初はホントに【分からないことが分からない】状態ですよね…
それに、弁護士に相談するときに困っていることは人それぞれです
でも、ある程度は似ていることもあるだろうから、実際にホッケが相談したことを参考にしてみて!
これを見て自分に置き換えることで、より的確な質問ができて相談回数や相談費用も削減できると思います
ぜひこの質問リストを見て、自分に合った相談をし考えていきましょう!
- どういったものが証拠として有効か?
- 自分が持っている証拠だけで十分か?
- 今回の不倫による慰謝料の総額はいくらくらいになるか?
- 示談と裁判、どちらで進めたほうがいい?
- 示談となった場合、いくらを目標に進めていくか?
- 示談交渉のコツは?
- 示談、調停、裁判のメリット・デメリットは?
- 裁判となった場合、弁護士費用と時間はどれくらいかかる?
- 裁判となった場合、相手側はいくらくらいの出費になる?
- 過去に自分と似たような状況で、いくらくらいの慰謝料で判決がでた?
- 負担割合はどれくらいになる?
- 請求相手の勤務先や口座を知らない場合のリスクは?
- 求償権ってなに?
- 求償権を行使できるタイミングは?
- 求償権を行使されて逃げ切れる?
- 示談書を作る際の注意点は?
- 離婚届を出すベストなタイミングは?
- 片方と示談、もう片方と裁判になった際に示談で獲得した額は裁判での慰謝料に反映される?
長くなりましたが、相談回数3回、相談料18,000円かけてこの質問を弁護士にしました
これはあくまで僕が置かれていた状況をもとに相談した内容なので、ぜひ自分に置き換えて質問してみてください!
この質問に対しての弁護士に教えてもらった答えのほとんどは、このブログにまとめているよ〜!
弁護士への相談料っていくらかかるの?→ 法律事務所によって変わる
弁護士相談に行くにあたり、誰もが疑問に思うことがあります
弁護士への相談料っていくら?
初回はぜんぶ無料??
法律事務所によって多少の誤差はありますが、色々調べた結果どこもあまり変わらない印象でした
弁護士への相談料
初回:最初の30分間は無料、それ以降は15分ごとに2000円
2回目以降:最初の30分間は5000円、それ以降は15分ごとに2000円
なので大体、これくらいの費用がかかると考えておきましょう!
注意点
その弁護士への相談は初めてでも、以前相談した弁護士と同じ法律事務所にその弁護士が在籍している場合は、2回目以降の扱いになります
つまり初回というのは【弁護士個人】ではなく、【その法律事務所】に対しての初回ということになります
弁護士に聞いた、裁判するときの【弁護士費用の内訳】について!
つぎに、裁判になった際の弁護士費用について解説していきます
今回は、【僕が相談していた弁護士に依頼した場合の費用】という条件で解説していくよ!
ただ、どの法律事務所もそこまで大きくは変わらないから、安心してね!
弁護士費用の内訳としては以下になります
- 着手金
- 報奨金(成功報酬)
- その他(日当、実費など)
それでは、ひとつずつ解説していきます!
注意点
示談交渉・調停・裁判など依頼内容によって費用は変わります
また、法律事務所によっても多少変わるので、そちらも確認が必要です!
着手金
着手金とは頭金のようなイメージで、手続きに取り掛かってもらうための費用です
途中で依頼をやめても、基本的には返金されません!
大体相場は20〜40万円になるとのことです
法律事務所によって
- 一律
- 請求金額の◯%
となっている場合が多いです
また、なかには着手金が0円というようなところもあります
しかし、そういったところは報酬金が高くなる場合がほとんどなので注意が必要です
ホッケが相談していた弁護士の場合
着手金:請求金額の8%
例)裁判で300万円の慰謝料請求をする場合
300万円×8%+税
=26万4000円になります
報酬金(成功報酬)
報酬金とは、依頼した案件が成功したときに発生する費用です
原則として、失敗した場合などは発生しません!
相場は、慰謝料として手に入れた金額(経済的利益)の10〜20%になります
こちらも法律事務所によって
- 経済的利益の一律◯%
- 経済的利益に応じて段階的に%の割合を変えている
このような場合がほとんどです
ホッケが相談していた弁護士の場合
報酬金:経済的利益の8%
例)裁判で300万円の慰謝料請求をして、100万円回収できたとした場合
100万円×8%+税
=8万8000円になります
その他(日当、実費など)
実費とは
- 弁護士の交通費
- 電話代
- 印紙代
- 郵便料金
- 書類作成費
などのことです
そして日当とは、裁判所の出廷など弁護士が事務所以外で活動した場合にかかる費用です
どちらも法律事務所や依頼する内容によって費用は変わってくるから、確認が必要よ!
大体相場は、数万〜十数万円になるかと思います
裁判は【請求する側】も【された側】もお金がかかる!
このように裁判をすると、決して安くない費用がかかります!
でもそれと同時に、請求された側はさらに高額な出費になります!
ではお互い弁護士を雇って裁判になった場合、慰謝料請求をする側・される側の出費はどれくらいになるのか比較してみましょう!
裁判で【慰謝料請求をする側】の出費
慰謝料請求する側の出費は、おもに弁護士費用のみになります!
- お互いの弁護士費用は、僕が相談していた弁護士に依頼した場合で計算
- 300万円の慰謝料請求をした
- 100万円回収できた
では、このように仮定して解説していきます
請求する側の出費
- 着手金:請求金額300万円の8%+税=26万4000円
- 報酬金(成功報酬):回収金額100万円の8%+税=8万8000円
- 日当:10万円
- 弁護士費用の総額:45万2000円
- 手元に入ってくるお金:100万円ー45万2000円=54万8000円
この場合だと、大体回収できた金額の半分近くが弁護士費用で消えることになります
さらに、裁判となると金銭面だけではなく時間もかかります
そのため、ある程度覚悟が必要でしょう…
かかった弁護士費用や探偵費用は、基本的に相手に全額請求はできないので注意しましょう!
僕の相談していた弁護士は、『裁判費用や探偵費用の10%くらいを上乗せして請求できる』って言ってたよ!
裁判で【慰謝料請求をされた側】の出費
つぎに、慰謝料請求をされた側の出費をみていきましょう
あたりまえですが請求された側の出費は、弁護士費用+慰謝料になります
請求された側の出費
- 着手金:請求金額300万円の8%+税=26万4000円
- 報酬金(減額報酬):減額できた金額200万円の16%+税=35万2000円
- 日当:10万円
- 弁護士費用の総額:71万6000円
- 慰謝料:100万円
- 総出費:100万円+71万6000円=171万6000円
このように最初の請求金額300万円から200万円も減額できたのに、弁護士費用を含めるとかなりの金額になります
ざまぁみろ!!
つまり相手に金銭的ダメージを与えたいのであれば、示談よりも裁判の方が金銭的ダメージは与えられます
しかし、その分自分の手元に入ってくるお金も少なくなります
もちろん人によって、なにを優先するかで変わると思うのでそれも含めて考えていきましょう
まとめ:どんな状況でも弁護士への相談はゼッタイに必要!
今回はおもに、弁護士の探し方やポイント、費用面について実体験をもとに解説してきました
弁護士への相談は、どんな状況にあっても絶対に必要なものです!
だって素人の自己判断で動くほど、危険なことはないから…
これを読んだ方が少しでも『とりあえず弁護士に相談してみよう!』と思ってくれたらとても嬉しいです
しかし、効率よく進めていきたいのであれば弁護士相談に向けた準備もかならず必要となってきます!
この記事では
- 誰でも
- カンタンに
- お金をかけずに
できる弁護士相談に向けた準備を紹介しています!
ぜひ読んで、真似してみてね!
質問・コメント